すぐる



ざーーーーーっ


雨の音すらかき消される


おぎゃーっ、おぎゃーっ


それは、赤ん坊の声だった


泣き叫ぶ赤ん坊を、涙を流しながら、弱々しい笑顔でお母さんが抱いた


「高木さん!!」


「赤ちゃんが生まれました!!」


「本当かっ!!!」


ガチャッ!


「あなた・・・男の子よ・・・」


「あ・・あぁ・・・なんて可愛いんだっ・・・」


「名前は、どうしようか?」


「私、すぐるがいいわっ」


「すぐる?」


「そう、すぐる・・・ずぅっと、そうしようと考えてたの・・・」


「よし、俺達の子供の名前は、すぐるにしようっ!」











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